2008年3月10日 (月)

老无所依

こんにちは。
こちらのブログでは、北京で見た映画について、ちょろっと書いていこうと思います。
個人的なメモみたいなものです。

『老无所依』
(邦題『ノーカントリー』原題“NO COUTRY FOR OLD MAN”)
2007年アメリカ パラマウント=ショウゲート

監督・監督 ジョエル・コーエン
      イーサン・コーエン
製作 ジョエル・コーエン
   イーサン・コーエン
   スコット・ルーディン
原作 コーマック・マッカーシー(『血と暴力の国』扶桑社刊)
撮影 ロジャー・ディーキンス

出演 トミー・リー・ジョーンズ
   ハビエル・バルデム
   ジョシュ・ブローリン
   ウディ・ハレルソン

日本では来週公開の作品。

とにかくあのコーエン兄弟の作品で、
それに今年のアカデミー助演男優賞を取ったハビエル・バルデムが
一体どんな芝居を見せてくれるんだろう、と思い、見てみたら……

怖い、怖い、これは怖い!

ハビエル・バルデム演じるアントン・シガーが、
ここ数年で見た映画の中では一番怖くて不気味な殺し屋。
てか、あの無表情さでばったばたと人を「撃ち」殺していくあたり
いやあもう、これならほんと、オスカーも納得。
このキャラクター造形ができたからこそ、この映画は成立したのでは?

そういえばキャシー・ベイツは『ミザリー』で
強烈な「ファン」を演じてオスカーを貰ったわけだけれど、
なんかそれを思い出しました。
ある意味滑稽でもあるけれど、とにかく怖かった、
まさしく、このつくりはそんな感じかも。

話はというと、たまたま麻薬売買に絡む大金を拾ってしまったベトナム帰りの男が、
その金を奪い返すために雇われた殺し屋に狙われる。
それを老保安官が追いかけていく、というもの。

その2人の男たちの対決がまた面白い。
どちらもプロで、しかも殺し屋の武器が尋常ではないだけに
しびれるような静けさの中で、必死の逃走劇が繰り広げられれる。
確かに、派手さはないけれど
なんともいえない緊迫感がたまらなくいい。

あまりにも残酷で、強烈すぎるので一般ウケするかどうかはわからないけれど
久々に男同士の渋い対決を目の当たりにしたという感じです。

当然、こういう作品、大好きなわけですが……

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